『VIVANT』の登場人物は、乃木憂助を中心に「別班」「公安」「旧テント」、そして丸菱商事やバルカに関わる人物へ分けると理解しやすくなります。
2026年の続編は2023年版最終話の直後から始まり、乃木、野崎、薫、ノコル、黒須ら主要人物が再登場。TBS公式の2026年版登場人物ページには、乃木を含め27人のキャラクターが掲載されています。
この記事では、『VIVANT』の登場人物とキャストを「所属」「正体・役割」「乃木との関係」までネタバレ込みで整理します。
VIVANT登場人物・キャスト一覧!まず主要人物を整理
『VIVANT』は登場人物が多いうえ、一人の人物が複数の「顔」を持っているドラマです。
主人公の乃木憂助自身が丸菱商事の会社員でありながら、裏では別班の諜報員。だからこそ、名前だけではなく「表向きの立場」と「本当の役割」を一緒に覚えると、人物相関がぐっと分かりやすくなります。
TBSは2026年版について、阿部寛さん、二階堂ふみさん、二宮和也さん、松坂桃李さんら26人の続投キャストを発表。主人公・乃木憂助役の堺雅人さんと合わせ、現在の公式登場人物ページには乃木、野崎、ノコル、黒須、薫をはじめ27人が掲載されています。
主要人物を先に整理すると、次のようになります。
登場人物 キャスト 主な立場・役割
乃木憂助 堺雅人 丸菱商事社員/別班
野崎守 阿部寛 警視庁公安部
柚木薫 二階堂ふみ 医師
黒須駿 松坂桃李 別班/乃木の相棒
櫻井里美 キムラ緑子 別班の司令官
ノコル 二宮和也 旧テントのナンバー2/乃木の弟
新庄浩太郎 竜星涼 公安部/テントのモニター
長野利彦 小日向文世 丸菱商事専務
東条翔太 濱田岳 警視庁サイバー犯罪対策課
アリ 山中崇 旧テント幹部
チンギス Barslkhagva Batbold バルカ警察
ドラム 富栄ドラム 野崎らを支えるエージェント
ジャミーン 本間さえ 乃木・薫と暮らす少女
ここで押さえたいのは、「公安=味方」「テント=敵」と単純に分けられないことです。
新庄のように公安に所属しながらテントのモニターだった人物もいれば、チンギスのように最初は乃木たちを追いながら、のちに行動を共にする人物もいます。
私は『VIVANT』を見れば見るほど、この作品が描いているのは「どの組織にいるか」よりも、その人物が最終的に誰を守ろうとしているのかなのだと感じます。
人物相関に迷ったら、所属だけではなく「守りたい相手」を見ていくと、物語の感情までつながって見えてきますね。
乃木憂助・野崎守・柚木薫とは?VIVANTの中心人物を解説
2023年版から物語の中心にいるのが、乃木憂助、野崎守、柚木薫の3人です。
立場の異なる3人がバルカで出会ったところから、『VIVANT』の壮大な物語は始まりました。
乃木憂助/堺雅人
**所属:丸菱商事/別班
役割:主人公・別班の諜報員
重要な関係:ベキの実子、黒須の相棒、ノコルの兄**
乃木憂助は、丸菱商事に勤める会社員として登場します。
2023年版では誤送金された130億円を取り戻すためバルカ共和国へ向かい、爆発事件に巻き込まれたことから野崎や薫と行動するようになりました。TBS公式の振り返りでも、乃木は表向き丸菱商事の社員でありながら、その正体は自衛隊直轄の非公認組織「別班」の諜報員だったと説明されています。
最初は慌てふためく会社員に見えた乃木ですが、物語が進むほど卓越した計算力、語学力、判断力を見せていきます。
さらに乃木には「F」と呼ばれるもう一人の自分が現れ、穏やかな表情の奥に大胆な一面を抱えていることも明らかになりました。TBSも2026年続編発表時、堺雅人さんが乃木と“F”を演じ分けたことに触れています。
けれど、私が乃木という人物で最も惹かれるのは能力の高さではありません。
乃木は国を守る別班員である一方、幼い頃に家族と引き離され、「自分はどこへ帰る人間なのか」という孤独をずっと抱えているように見えるんですね。
その感情が、テントのリーダーだったノゴーン・ベキ=実父・乃木卓との再会によって一気に表へ出てきました。
野崎守/阿部寛
**所属:警視庁公安部
役割:公安捜査官
乃木との関係:正体を追う人物から、互いの意図を読み合う存在へ**
野崎守は、バルカで乃木と出会った警視庁公安部の捜査官です。
大胆な行動力を持ちながら観察眼も鋭く、乃木の何気ない言動から違和感を拾い、「この男はいったい何者なのか」と追い続けました。
野崎を通して乃木の正体が少しずつ浮かび上がっていくため、2023年版では視聴者に最も近い位置から謎を追っていた人物とも言えます。
しかし二人は、単純な「追う公安」と「追われる別班」では終わりません。
乃木がすべてを説明しなくても、野崎なら行動の意味に気づく。野崎もまた、乃木が表面通りの人間ではないことを理解しながら、その先を読み取ろうとする。
私はこの関係がとても『VIVANT』らしいと感じています。
言葉にして確認する信頼ではなく、相手が何をしようとしているかまで読む信頼。
普通のバディものとは少し違う、不思議な距離感が乃木と野崎にはありますね。
柚木薫/二階堂ふみ
**所属:医師
役割:バルカで乃木・野崎と行動した主要人物
乃木との関係:互いに惹かれ合う存在**
柚木薫はバルカで乃木たちと出会った医師です。
TBSは2026年版のキャスト紹介でも、薫を「バルカで出会い、乃木憂助と惹かれ合う医師」と説明しています。
薫を理解するうえで忘れられないのが、ジャミーンへの深い愛情でしょう。
国や組織ではなく、目の前の一人を助けようとする薫の姿勢は、任務のために秘密を抱えながら動く乃木たちとは対照的です。
2026年版ではジャミーンが乃木、薫とともに日本で暮らしていることも公式に明かされています。
私には、薫は単なる恋愛相手というより、乃木が別班員ではなく一人の人間として戻ってこられる「日常」の象徴に見えます。
国を守る任務の向こう側に、薫とジャミーンがいる。
この日常を乃木が最後まで守れるのかも、人物を見るうえで大切なポイントだと思います。
VIVANTの別班メンバーは?黒須・櫻井・高田・廣瀬らを整理
『VIVANT』の人物相関を理解するうえで欠かせない組織が「別班」です。
劇中では自衛隊直轄の非公認組織として扱われ、乃木をはじめとするメンバーは普段、それぞれ別の社会的な顔を持ちながら活動しています。
黒須駿/松坂桃李
**所属:別班
役割:別班員/乃木の相棒
乃木との関係:信頼する仲間**
黒須駿は乃木と行動をともにする別班員で、TBSの2026年版キャスト紹介でも明確に「別班で乃木憂助の相棒」と紹介されています。
2023年版では乃木とともにテントへ接近しましたが、乃木が仲間の別班員を銃撃する作戦について、黒須にも真意は知らされていませんでした。
乃木を信頼していたからこそ、裏切られたように見えた瞬間の黒須の怒りは激しいものでした。
ここが黒須という人物の魅力だと思います。
別班は秘密を扱う組織ですが、その中にも確かに人間同士の信頼がある。その信頼さえ作戦のために利用しなければならないところに、乃木の仕事の孤独さがにじんでいました。
櫻井里美/キムラ緑子
**所属:別班
役割:別班の司令官
乃木との関係:任務を指揮する上官**
櫻井里美は乃木たち別班員を指揮する人物です。
TBS公式でも「別班の司令官」と明記されており、2026年版にも続投しています。
乃木は単独行動が多く、自分自身で作戦を組み立てているように見える場面もありますが、その背後には櫻井を中心とした組織があります。
乃木個人の判断と、国家を背負う組織としての判断。
この二つがいつまで同じ方向を向くのかは、『VIVANT』を見るうえで気になるところですね。
高田明敏/市川笑三郎
高田明敏は別班員で、2023年版のテント潜入作戦に参加しました。
乃木から銃撃を受けたメンバーの一人ですが、乃木は急所を外しており、その後生存していたことが判明します。
2026年版にも続投しています。
廣瀬瑞樹/珠城りょう
廣瀬瑞樹もテント潜入作戦に参加した別班員です。
高田と同じく乃木の銃撃を受けながら生存した人物で、2026年版公式登場人物にも名を連ねています。
熊谷一輝/西山潤
熊谷一輝も別班員の一人です。
2023年版で乃木とともに作戦へ参加し、2026年版にも再登場しています。
和田貢/平山祐介
和田貢も乃木、高田、廣瀬、熊谷らと同じ別班メンバーです。
2026年続編で高田、廣瀬、熊谷、和田という2023年版の別班員をまとめて再登場させた点は、かなり意味深に感じます。
2023年版では「乃木はなぜ仲間を撃ったのか」が謎でした。
続編ではその過去を共有した人々が再び集まることで、乃木が仲間との関係をどう築き直すのかにも注目したくなります。
鈴木祥/内野謙太
鈴木祥は2026年版の公式登場人物に掲載され、警視庁公安部で野崎の部下として紹介されている人物です。
名前だけ追っていると別班の新人物と混同しやすいのですが、所属は公安側。
『VIVANT』は似た立場の人物が複数登場するため、ここは整理して覚えておきたいですね。
VIVANTの公安・丸菱商事側は?新庄・東条・長野らを解説
『VIVANT』では、乃木の裏の世界だけでなく「公安」と「丸菱商事」という二つの現実世界も物語を大きく動かしています。
特に2026年版を見るうえで、過去の立場を改めて確認しておきたい人物が新庄浩太郎です。
新庄浩太郎/竜星涼
**所属:警視庁公安部/テントのモニター
役割:野崎の部下として行動
重要ポイント:公安内部にいながらテントとつながっていた人物**
新庄浩太郎は野崎の部下として登場した公安捜査官です。
しかし2023年版で、実はテントの「モニター」だったことが判明しました。
TBSの2026年版キャスト発表でも、新庄について「警視庁公安部で野崎の部下だが、テントのモニターであることが判明した」人物と紹介されています。
ここは人物相関を整理するうえでとても重要です。
新庄は「元公安だから裏切った」のではなく、少なくとも公式人物紹介上では公安部の人間として登場しながら、裏でテントとつながっていた人物です。
つまり新庄そのものが、『VIVANT』のテーマである「肩書だけを見て人を信じてはいけない」ことを象徴しています。
佐野雄太郎/坂東彌十郎
佐野雄太郎は野崎の上司にあたる警視庁公安部部長です。
2026年版にも続投し、公安側の指揮系統を理解するうえで重要な人物となっています。
野崎が単独で動いているように見える場面でも、その背後には公安という巨大な組織があります。
別班の櫻井と公安の佐野を並べて見ると、乃木と野崎がそれぞれ異なる組織の論理を背負っていることが分かりますね。
東条翔太/濱田岳
**所属:警視庁サイバー犯罪対策課
役割:IT・情報解析で捜査を支援**
東条翔太は卓越したIT技術を持つ人物です。
TBS公式では警視庁サイバー犯罪対策課の人物として紹介されています。
『VIVANT』というと砂漠での逃亡や別班の潜入任務が目立ちますが、実際には情報を解析する人物がいなければ捜査は進みません。
腕力ではなく情報で戦う東条がいることで、大規模な作戦に現実味が加わっていると感じます。
長野利彦/小日向文世
**所属:丸菱商事
役職:専務
乃木との関係:会社での上司にあたる人物**
長野利彦は丸菱商事の専務です。
2023年版では乃木たちから疑いを向けられ、その過去まで調べられた人物でした。
そして2026年版でも小日向文世さんの続投が発表され、公式登場人物の上位に掲載されています。
私は長野の存在がとても面白いと思っています。
乃木自身が「丸菱商事社員」と「別班員」の二つの顔を持っている以上、会社で出会う人物を単なる会社員として見てよいのか、視聴者は常に疑うことになります。
一度疑惑が落ち着いた人物であっても、続編に再登場しただけで「まだ何かあるのでは?」と感じさせる。
これも『VIVANT』ならではの人物の使い方ですね。
宇佐美哲也/市川猿弥
宇佐美哲也は丸菱商事での乃木の上司です。
2026年版にも再登場することが公式に発表されています。
長野と宇佐美が続投することで、続編でも乃木の「丸菱商事社員としての日常」が完全には切り離されないことがうかがえます。
別班員である乃木が、会社員の顔をどこまで維持していくのかにも注目したいですね。
太田梨歩/花岡すみれ
太田梨歩は「ブルーウォーカー」の名で知られる天才ハッカーです。
TBSは2026年版でも、世界トップクラスのハッカーとして紹介しています。
東条と太田という高いIT能力を持つ人物が双方登場することで、続編でも「情報を握る者」が物語を動かす可能性は高そうです。
VIVANTのテント・乃木家・バルカ側は?ノコルやジャミーンとの関係
2023年版後半で人物相関を大きく変えたのが、テントと乃木家のつながりです。
「追うべき国際組織」だったテントの中心人物が乃木の家族につながったことで、『VIVANT』はスパイものだけではなく、親子と兄弟の物語へ姿を変えました。
ノゴーン・ベキ/役所広司
**正体:乃木卓
立場:テントの指導者
乃木との関係:実の父親**
ノゴーン・ベキの正体は、乃木憂助の父・乃木卓でした。
乃木が追っていたテントのリーダーと、幼い頃に生き別れた父親が同じ人物だった。
この事実によって、乃木の任務は突然「国家を守る仕事」であると同時に「父親と向き合う物語」に変わります。
TBSは2026年続編について、2023年版で乃木がベキに銃弾を放った後、そのまま続く物語だと明言しています。2026年7月26日放送の第11話は、乃木がベキを撃ち、薫とジャミーンに再会した「あの日」の裏側から物語が動き出しました。
乃木が国家、父、家族のどれを選ぶのか。
この葛藤こそ、乃木という人物を単なる凄腕工作員では終わらせない魅力だと私は思います。
ノコル/二宮和也
**立場:解体されたテントの元ナンバー2
乃木との関係:弟
ベキとの関係:育ての父として慕う存在**
ノコルはベキのもとで育ち、テントを支えてきた人物です。
2026年版のTBS公式紹介では、ノコルを「前作で解体されたテントのナンバー2であり乃木憂助の弟」と明記しています。
血縁だけを見れば乃木と単純な実の兄弟というわけではありませんが、物語上はベキを父とする兄弟として位置づけられています。
ノコル側から見ると、乃木の登場は複雑です。
自分を育ててくれた父・ベキの前に、本当の息子である乃木が突然現れる。
乃木にとっては「失った父を取り戻す再会」でも、ノコルにとっては自分が長く築いてきた家族へ新しい息子が入ってくる出来事でもあるんですね。
同じ家族の再会を、兄と弟で正反対の角度から描けるところが、この二人の面白さだと思います。
アリ/山中崇
アリはテントの幹部として登場した人物です。
TBSは2026年版のキャスト紹介で、テント解体後のアリについて「乃木憂助の助けによって海外へ移住した」と説明しています。
2023年版では乃木から激しく追及された人物だったアリが、それでも続編へ戻ってくる。
この再登場だけでも、『VIVANT』が過去の人物関係を使い捨てず、次の物語へつなげていることが分かります。
マタ/内村遥・シチ/井上肇
マタとシチも、解体されたテントのメンバーとして2026年版へ再登場します。
テントそのものは解体されても、そこに所属していた「人」が消えるわけではありません。
組織がなくなったあと、残されたメンバーが何を選ぶのか。
個人的には、続編で面白くなるのはまさにこの部分だと感じます。
チンギス/Barslkhagva Batbold
**所属:バルカ警察
役割:警察官
背景:テントが運営した孤児院の出身**
チンギスは2023年版序盤で、乃木、野崎、薫を執念深く追ったバルカ警察の警察官です。
ところが物語が進むと、その印象は大きく変わりました。
さらにTBSの2026年版紹介では、チンギスがテントの運営する孤児院の出身だったことにも改めて触れられています。
最初は恐ろしい追跡者。
しかし背景を知れば、同じ人物がまったく違って見える。
チンギスは『VIVANT』が得意とする「人物の見え方の反転」をとても分かりやすく体現しています。
ドラム/富栄ドラム
ドラムは乃木や野崎たちを支えてきたエージェントです。
言葉を発する代わりにスマートフォンの音声で意思を伝え、その音声を林原めぐみさんが担当しています。2026年版にも富栄ドラムさんと林原めぐみさんの続投が発表されました。
愛嬌のあるキャラクターですが、危険な状況で即座に動ける判断力は頼もしいもの。
緊張が続く『VIVANT』の中で空気を柔らかくしながら、物語上もしっかり役に立つ人物なのがドラムの魅力ですね。
ジャミーン/本間さえ
ジャミーンはバルカで薫と深く関わった少女です。
TBS公式は2026年版で、ジャミーンについて「善悪を判断できる不思議な少女」であり、現在は乃木、薫とともに日本で暮らしていると説明しています。
諜報、公安、テロ組織といった張り詰めた世界の中で、ジャミーンだけは国家や組織の論理とは距離があります。
乃木が薫やジャミーンと一緒にいるときに見せる柔らかな表情は、彼が「別班の任務をこなす人間」だけではないことを思い出させてくれます。
2026年版VIVANTで人物相関はどう変わる?登場人物から考察
ここからは、TBSが2026年8月10日時点までに公式に公開している人物情報や物語設定をもとにした私なりの考察です。
続編で一番興味深いのは、まったく新しい人物を大量に投入するのではなく、2023年版ですでに出会っている人物を再び物語の中へ戻していることだと思います。
TBSは2026年版で乃木以外に26人ものキャストを発表しました。
野崎、薫、ノコル、黒須といった主役級だけではありません。
高田、廣瀬、熊谷、和田という別班員、新庄、東条、長野、宇佐美、太田、アリ、マタ、シチ、チンギス、ジャミーンまで戻ってきます。
しかも福澤克雄さんは続編発表時、2023年版には2026年版につながる場面が多数あり、以前感じた小さな違和感が次の物語を開く鍵になる趣旨を明かしています。堺雅人さんも、続編の台本を読みながら前作の伏線に新たな発見があったとコメントしています。
これはかなり重要な情報だと私は思います。
つまり2026年版を見るとき、新キャラクターだけを探すより、「なぜこの人物をわざわざ再登場させたのだろう?」と考えるほうが物語の核心に近づける可能性があるんですね。
たとえば新庄です。
2023年版では、野崎の部下という安心できそうな立場から、実はテントのモニターだったと判明しました。
一方でチンギスは、最初は乃木たちを追う恐ろしい存在だったのに、背景を知るほど印象が変化していきました。
乃木も同じです。
丸菱商事の頼りなさそうな会社員。
その正体は別班。
さらにテントのリーダー・ベキの実子。
一人の中から真実が出てくるたび、過去の場面まで違って見えました。
だから『VIVANT』の人物を見るとき、私は「敵か味方か」だけではなく、もう一つの問いを持つようにしています。
この人はいま、何を守ろうとしているのか。
乃木は日本を守る別班員ですが、同時に薫とジャミーンのいる日常を持つ人でもあります。
ノコルはテントの元ナンバー2ですが、ベキに育てられた息子でもあります。
野崎は公安捜査官ですが、乃木をただ疑うだけではなく、その行動の意味を理解できる人物になりました。
人が複数の立場を抱えているから、その人物が「どの立場を優先するか」によって敵味方が変わって見える。
これこそ『VIVANT』の人物相関が複雑なのに面白い理由ではないでしょうか。
そして2026年版で特に注目したいのは、組織が終わっても人間関係は終わらないという点です。
テントは解体されました。
けれどノコルもアリもマタもシチも生きています。
2023年版でテントを追った乃木にとって、彼らは単なる「元敵」ではありません。
ノコルは弟であり、アリとも過去の出来事を共有しています。
別班側も同じです。
乃木に撃たれた高田、廣瀬、熊谷、和田が再登場します。
任務上は乃木の判断が正しかったとしても、撃たれた側の感情まで簡単に消えるとは限りません。
私は、続編がこうした「作戦終了後にも残る人と人との感情」を拾っていくのなら、とても面白い物語になると考えています。
そしてもう一人、長野利彦も気になります。
丸菱商事という乃木の“表の世界”にいる人物をあえて続投させた以上、会社員としての日常も物語から完全には消えないのでしょう。
乃木だけが二つの顔を持っていると思っていた視聴者に対し、「本当にそうでしょうか」と問い直してくる可能性もあります。
もちろん、ここから先は私見です。
長野に新たな裏の顔があると現時点で断定することはできません。
ただ、『VIVANT』は「一度理解したと思った人物を、別の角度からもう一度見せる」ことがとても上手な作品です。
2026年版で長野、宇佐美、太田まで丸菱商事周辺の人物が戻ってきた意味は、じっくり見届けたいですね。
さらに公式サイトでは、2026年8月16日放送予定の第14話が案内されています。
つまり物語はまだ途中です。
これから新しい事実が明かされれば、乃木、野崎、ノコル、新庄、長野らの人物像も再び変わって見えるかもしれません。
『VIVANT』は「正体が判明したら人物理解が完成するドラマ」ではないのでしょう。
むしろ正体を一つ知るたびに、「それなら、あの時の行動はどういう意味だったの?」と新しい疑問が始まります。
その連鎖こそ、この作品を何度も見返したくなる理由だと私は感じています。
VIVANT登場人物を理解するコツは?所属より「関係」を見る
『VIVANT』の登場人物を整理するときは、乃木を中心に「別班」「公安」「旧テント」「丸菱商事」「バルカ」という大まかな所属を覚えると入りやすくなります。
ただし、所属だけで敵味方を決めないことが大切です。
乃木は丸菱商事社員であり別班員であり、ベキの息子であり、ノコルの兄でもあります。
野崎は乃木を疑う公安でありながら、その意図を深く理解できる存在です。
ノコルはテントの元ナンバー2である一方、ベキの息子として乃木と家族の関係を持っています。
新庄は公安部に所属しながらテントのモニターでした。
一人につき一つの肩書では説明できない。
これこそが、『VIVANT』の人物相関が複雑に見える最大の理由ではないでしょうか。
だから人物が分からなくなったときは、
「この人はどこに所属している?」
だけで終わらせず、
「この人は誰とつながっていて、誰を守ろうとしている?」
と考えてみてください。
ばらばらに見えていた人物が、一本の物語として少しずつつながってくるはずです。
2026年版は2023年版最終話の直後から始まる一続きの物語であり、乃木憂助を中心に野崎、薫、黒須、ノコル、新庄、長野、アリ、チンギス、ドラム、ジャミーンら多くの人物が再登場しています。TBS公式も続編について、前作につながる場面や伏線が多数あることを明かしています。
新しい真実が明かされるたび、以前見た場面の表情や会話まで違った色に見えてくる『VIVANT』。
登場人物の名前と所属を整理したうえで2023年版を見返してみると、「この時点でもう何か知っていたのでは?」という新しい発見にも出会えそうですね。
よくある質問
VIVANTの主人公・乃木憂助を演じる俳優は誰?
乃木憂助を演じているのは堺雅人さんです。
表向きは丸菱商事の社員ですが、その正体は自衛隊直轄の非公認組織「別班」の諜報員として描かれています。
VIVANTの黒須駿は何者?
黒須駿は松坂桃李さん演じる別班員で、乃木憂助の相棒です。
2023年版では乃木とともにテントへ潜入する作戦に関わり、2026年版にも続投しています。
VIVANTのノコルと乃木は兄弟?
TBS公式ではノコルを「乃木憂助の弟」と紹介しています。
ノコルは乃木の父・ベキに育てられた人物で、乃木とはベキを介して兄弟として位置づけられる複雑な家族関係です。
VIVANTの新庄浩太郎は公安?テント?
新庄浩太郎は警視庁公安部で野崎の部下として登場しましたが、2023年版でテントのモニターだったことが判明しています。
一つの所属だけでは正体を説明できない、新庄らしい二重構造ですね。
VIVANTのジャミーンは2026年版でどうしている?
TBSの2026年版キャスト紹介では、ジャミーンは乃木憂助、柚木薫とともに日本で暮らしていると説明されています。
乃木が別班の任務へ向かう一方、薫とジャミーンは彼の「帰る日常」を象徴する存在としても注目したいところです。
登場人物の正体を一つ知るたび、過去の場面がほんの少し違った色に見えてくる『VIVANT』。
私も乃木、野崎、黒須、ノコルたちが「どこに所属しているのか」だけではなく、最後に誰を守ろうとするのかを見つめながら、この先の物語をじっくり味わっていきたいと思います。
ライオポン(ドラマ命の専業主婦ライター)



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