『夫を殺したはずなのに』には原作漫画があり、赤石真菜さんによる同名のフルカラー縦読み作品をもとにドラマ化されています。
夫の裏切りから始まる物語ですが、原作の本当の軸は単純な夫婦の復讐劇ではありません。主人公・本庄莉乃が「死に戻り」を繰り返しながら、自分さえ知らなかった過去の秘密へ近づいていくタイムリープサスペンスです。
『夫を殺したはずなのに』原作はある?漫画の基本情報
ドラマ『夫を殺したはずなのに』を見て、「これってオリジナル脚本?」「原作漫画があるの?」と気になった方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、『夫を殺したはずなのに』には同名の原作漫画があります。
原作は赤石真菜さんによる『夫を殺したはずなのに【フルカラー】【タテヨミ】』。出版社はCLLENNで、GIGATOON/CLLENN COMICSの作品として配信されています。
コミックシーモアに掲載されている作品情報では、ジャンルは「恋愛」「サスペンス」「不倫(レディコミ)」「タテヨミ」。配信開始日は2026年7月6日となっています。
2026年8月時点で26巻まで配信されており、さらに第27巻が8月24日、第28巻が8月31日に発売予定と案内されています。
つまり、昔からある完結済みのコミックスを数年後にドラマ化したというタイプではなく、原作漫画とドラマをかなり近い時期に楽しめる作品なのですね。
原作は紙の単行本ではなく「タテヨミ」
ここで知っておきたいのが、『夫を殺したはずなのに』がフルカラーのタテヨミ漫画だということです。
一般的な紙の漫画のようにページを左右へめくって読む形式ではなく、スマートフォンなどで縦方向へスクロールしながら読み進めるスタイルです。
ドラマから作品を知って「原作本を書店で探そう」と考えた方は、この点を覚えておくと探しやすいでしょう。
コミックシーモアでは第1巻が無料対象として案内されており、作品ページにはレビュー平均評価4.3、投稿数3件という情報も掲載されています。
ただし、無料対象巻や価格、キャンペーンなどは時期によって変更される可能性があります。実際に読む際には最新の配信状況を公式の電子書籍サービスで確認してくださいね。
原作者は赤石真菜
原作漫画の作者としてクレジットされているのは赤石真菜さんです。
赤石真菜さんの作品としては、コミックシーモア上で『夫の家庭を壊すまで【タテヨミ】』なども紹介されています。
『夫を殺したはずなのに』も、夫婦関係の崩壊という身近で生々しい題材を入口にしながら、そこへタイムリープという非日常的な仕掛けを重ねているのが特徴です。
個人的に面白いと感じるのは、「夫に裏切られた妻の復讐」という一言だけでは作品の輪郭を説明しきれないところ。
入り口は夫婦の問題なのに、その扉を開けてみると、奥には「なぜ時間が戻るのか」という大きな謎が待っています。この二重構造こそ、ドラマ化したときにも続きを見たくなる強い仕掛けになっていると感じます。
『夫を殺したはずなのに』原作あらすじは?莉乃を襲う死に戻り
『夫を殺したはずなのに』の原作あらすじを簡単にまとめると、夫の裏切りを知った主婦・本庄莉乃が復讐を決意するものの、「死に戻り」によって同じ時間を繰り返すことになる物語です。
主人公の本庄莉乃は、ごく平凡な主婦。
夫の慶太は一見すると非の打ちどころがないほど理想的な夫で、莉乃自身も幸せな結婚生活を送っていると思っていました。
ところが、ある日を境に、その日常が音を立てて崩れていきます。
謎の動画サイトで夫・慶太の裏切りを知る
莉乃のもとへ、ある謎の動画サイトが届きます。
そこで莉乃が目にしたのは、信じていた夫・慶太が別の女性と関係を持ち、その様子を配信しているという、妻にとって受け止めきれないほどの裏切りでした。
昨日まで隣にいた「完璧な夫」が、突然まったく知らない人物のように見えてしまう。
この落差が『夫を殺したはずなのに』の物語を一気に動かします。
莉乃は夫への復讐を決意しますが、ここから物語は一般的な不倫復讐作品とは大きく違う方向へ進んでいきます。
復讐の先に待っていたのは「死に戻り」
原作の大きな特徴が、莉乃が死と時間の巻き戻りを繰り返す「死に戻り」です。
参考となった原作紹介では、夫への復讐を進めた莉乃自身も命を落とし、目覚めると夫の裏切りを知った日の朝へ戻っているという展開が説明されています。
「終わったはずなのに、また同じ日が始まる」。
この瞬間から、『夫を殺したはずなのに』は夫婦間の愛憎を描くだけの作品ではなくなります。
莉乃は違う選択を試みても、簡単にはループから逃げ出せません。
そのため読者が気になるポイントも、次第に「莉乃はどう復讐するの?」から、「なぜ莉乃だけがこの時間を繰り返しているの?」へ変化していくのです。
私はここが原作のかなり巧みなところだと思いました。
復讐そのものをゴールに設定してしまえば、夫との決着がついたところで物語は終わります。しかし「死に戻り」を加えることで、復讐を終わらせても物語が終わらない構造になっているんですね。
なぜ時間が戻る?過去の秘密が物語の鍵
原作の作品紹介では、この異常な運命から抜け出す鍵が、莉乃自身も知らない「過去の秘密」にあることが示されています。
ここは『夫を殺したはずなのに』の原作を知るうえで、とても重要なポイントです。
つまり、慶太の裏切りだけを解決すればすべて終わるわけではありません。
「夫はなぜ莉乃と結婚したのか」
「なぜ莉乃は死に戻るのか」
「現在の出来事と過去にはどんなつながりがあるのか」
そうした疑問が少しずつ重なり、夫婦の問題だったはずの物語が、過去から続く因縁を解き明かすサスペンスへ変わっていきます。
原作のジャンル表記に「恋愛」だけでなく「サスペンス」が含まれている理由も、この構成を見るとよく分かりますね。
原作漫画とドラマ『夫を殺したはずなのに』の関係は?
ドラマ版は、この赤石真菜さんによる同名のWEB縦読み漫画を原作とした実写化作品です。
参考情報では、2026年7月期のドラマとして制作され、内田理央さんが主演を務めることも紹介されています。
原作からドラマへ受け継がれている大きな柱は、「夫の裏切り」「妻の復讐」「死に戻り」「過去の秘密」という流れです。
したがって、ドラマを見てタイムリープ設定が気になった方にとって、原作漫画は物語の仕組みをより深く追いかける手がかりになります。
原作を読むとドラマの見え方が変わる
ドラマだけでも物語は追えますが、原作の設定を知ってから見ると、序盤の印象はかなり変わってくるのではないでしょうか。
たとえば慶太を、ただ「妻を裏切った夫」として見るのか、それとも「何か別の事情を抱えている人物なのでは」と疑いながら見るのか。
同じ場面でも受け取り方が変わります。
そして何より、「死に戻りには理由がある」と分かった状態でドラマを見ると、何気ない会話や過去に関する描写まで気になってきます。
タイムリープ作品では、最初に見たときには意味が分からなかった出来事が、後になって別の意味を帯びることがあります。
『夫を殺したはずなのに』も、まさにそうした「あとから振り返りたくなる」タイプの作品だと私は感じています。
原作とドラマを完全に同じものと決めつけないことも大切
一方で、原作漫画があるからといって、ドラマの細かな展開や結末まで完全に同じになるとは限りません。
実写ドラマでは放送時間や話数に合わせて、人物の見せ方、出来事の順番、設定の説明方法などが整理・再構成されることがあります。
そのため、原作で先の展開を知ったとしても、ドラマ版で「この場面がどう映像化されるのだろう」と楽しむ余地があります。
反対にドラマから入った人なら、「この展開は原作ではどんな順番で描かれているんだろう」と比較する楽しみもありますね。
原作=ドラマの答え合わせだけではなく、同じ物語を異なる形で味わえると考えると、両方を見る面白さがぐっと増してきます。
『夫を殺したはずなのに』はどんな人に刺さる原作?
『夫を殺したはずなのに』というタイトルだけを見ると、かなり強烈な復讐作品を想像しますよね。
もちろん夫婦の裏切りや復讐は重要な要素ですが、原作あらすじを追ってみると、作品の魅力はそれだけではありません。
特に相性がよさそうなのは、次のような作品が好きな方です。
- 不倫や夫婦関係を題材にしたサスペンスが好き
- タイムリープやループものが好き
- 「なぜ?」を考えながら読むミステリー的な展開が好き
- 登場人物の過去や秘密が少しずつ明らかになる作品が好き
- ドラマを見ながら原作との違いを考察したい
逆に、裏切った相手へ復讐してすぐに爽快な決着を迎える作品を期待すると、少し印象が違うかもしれません。
本作では、復讐して終わりではなく、「復讐しても時間が戻ってしまう」こと自体が新たな問題になるからです。
これは物語を見るうえで大きな違いですね。
復讐を「答え」にするのではなく、むしろ復讐した後から本当の謎が始まる。その構造によって、莉乃の行動だけでなく「このループは彼女に何をさせようとしているのか」と考えたくなります。
タイトル『夫を殺したはずなのに』にも意味がある
個人的に注目したいのが、作品タイトルそのものです。
『夫を殺したはずなのに』という言葉には、すでに「殺した」という結果だけでなく、「はずなのに」という矛盾が組み込まれています。
夫との決着がついたはずなのに終わらない。
時間が進んだはずなのに戻ってしまう。
知っていたはずの夫が、自分の知らない顔を持っている。
そして自分自身についても、莉乃が知らなかった過去が存在する。
こうして考えると、「はずなのに」は単なるインパクト重視のタイトルではなく、この物語全体を象徴する言葉にも見えてきます。
当たり前だと思っていた現実が、一枚ずつ裏返されていく。そのたびに莉乃だけでなく、読んでいる側の「こういう話だろう」という予想まで揺らされるのです。
原作から考察する『夫を殺したはずなのに』の本当の見どころ
ここからは、公開されている原作あらすじを踏まえた私なりの考察です。
私は『夫を殺したはずなのに』の面白さは、「どうやって復讐するか」ではなく、「なぜ復讐しても終われないのか」を描いているところにあると感じています。
最初の莉乃にとって、人生を壊した原因は慶太の裏切りです。
そう考えれば、慶太への復讐によって問題を終わらせたいと思うのも、物語上の感情としては理解できます。
ところが世界は、それを「終了」にしてくれません。
どれほど強く現状を変えようとしても、莉乃は同じ時間へ引き戻される。
ここで読者は、莉乃と一緒に「問題は本当に慶太だけなのだろうか」と疑い始めます。
「犯人探し」より「原因探し」の物語になっていく
一般的なサスペンスでは、「誰がやったのか」が大きな謎になります。
ところが『夫を殺したはずなのに』では、序盤から夫の裏切りという明確な出来事が提示されています。
だからこそ重要になるのは、「誰が悪い?」だけではありません。
「なぜ、こんな状況になったのか?」という原因の探索へ物語が広がっていくのだと考えられます。
莉乃自身が知らない過去がループ脱出の鍵として示されている以上、現在だけを見ていても真相には届きません。
過去と現在が一本の線につながった瞬間、序盤で見ていた慶太や莉乃の姿まで違って見える可能性があります。
私は、この「過去を知ることで現在の意味が変わる」という仕掛けが、ドラマ版でも大きな見どころになるのではないかと思います。
原作漫画と実写ドラマは媒体の違いも面白い
原作はフルカラーのタテヨミ作品です。
スマートフォンで下へ読み進める形式は、「次に何が出てくるか分からない」というサスペンスとの相性がよく、画面をスクロールする動作そのものが緊張感につながります。
一方、ドラマでは俳優の表情や声、間の取り方などによって人物の感情を受け取ることになります。
同じ「夫を信じられなくなる」という出来事でも、漫画と実写では感じ方が少し変わるはずです。
原作では勢いよく先へ読み進めてしまった場面を、ドラマでは一週間考えながら待つ。
そんな視聴体験の違いも、この作品では面白さにつながりそうですね。
原作を先に読むか、ドラマを先に見るか
これはかなり悩ましいところですが、どちらからでも楽しめると思います。
先の展開を知らず、莉乃と同じ目線で「どうして時間が戻るの?」と驚きたいなら、まずドラマを追うのが向いているでしょう。
反対に、物語の仕掛けを理解したうえでドラマの描写を細かく見たい方は、原作を読み進めてから実写版を見る楽しみ方もあります。
私はドラマ好きとして、先にドラマで驚いてから原作で答えを探す読み方も、この作品にはよく合うと感じます。
ドラマで引っかかった小さな違和感を覚えておいて、あとから原作へ戻る。
すると、ただ「怖かった」「衝撃だった」で終わっていた場面に別の意味が見つかるかもしれません。
『夫を殺したはずなのに』原作とドラマの関係まとめ
『夫を殺したはずなのに』には原作があり、赤石真菜さんによる同名のフルカラー・タテヨミ漫画がドラマの原作となっています。
コミックシーモア掲載情報では、出版社はCLLENN、レーベルはGIGATOON/CLLENN COMICS。2026年7月6日に配信が始まり、2026年8月時点で26巻まで配信されています。
原作あらすじの始まりは、平凡な主婦・本庄莉乃が、完璧だと思っていた夫・慶太の裏切りを謎の動画サイトによって知ってしまうこと。
ところが莉乃が復讐へ踏み出すと、物語は思わぬ方向へ進みます。
莉乃は「死に戻り」のループに囚われ、何度時間をやり直しても簡単にはそこから抜け出せません。
そして、その理由には莉乃自身さえ知らなかった過去の秘密が関係していることが示されています。
だから『夫を殺したはずなのに』は、単純な不倫復讐作品として見るより、「夫の裏切りを入口にしたタイムリープサスペンス」として見たほうが、この作品ならではの面白さが分かりやすいでしょう。
ドラマから知った方も、「原作があるなら結末だけ確認したい」と急いでしまうのは少しもったいないかもしれません。
慶太の裏切り、莉乃の選択、繰り返される時間、そして過去の秘密。それぞれがどうつながっていくのかを追うことこそ、この物語を味わう醍醐味だと私は感じました。
よくある質問
『夫を殺したはずなのに』に原作はありますか?
はい。赤石真菜さんによる『夫を殺したはずなのに【フルカラー】【タテヨミ】』という同名漫画があります。 CLLENNから配信されているフルカラーの縦読み作品で、ドラマ版の原作です。
『夫を殺したはずなのに』原作のあらすじは?
主人公の主婦・本庄莉乃が、完璧だと思っていた夫・慶太の裏切りを知り、復讐へ向かうところから始まります。しかし莉乃は「死に戻り」によって時間を繰り返すことになり、やがてループと自身の知らない過去の秘密をめぐるサスペンスへ発展していきます。
『夫を殺したはずなのに』の原作は完結していますか?
今回確認したコミックシーモアの掲載情報では、2026年8月時点で26巻まで配信され、27巻が8月24日、28巻が8月31日に発売予定と案内されています。そのため、少なくとも掲載情報上は続刊予定の作品として確認できます。配信状況は変わる可能性があるため、最新情報は正規の電子書籍サービスで確認してください。
夫の裏切りという現実的な痛みから始まり、いつしか「なぜ私はこの時間から抜け出せないのか」という大きな謎へ連れていかれる『夫を殺したはずなのに』。
原作を知ってからドラマを見ると、タイトルの「はずなのに」という言葉さえ少し違って響いてきます。莉乃が繰り返す時間の先で何を知り、何を選ぶのか――原作とドラマ、それぞれの描き方を見比べながらじっくり味わいたい作品ですね。



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