『マイ・フィクション』の監督にあたる演出担当は、有働佳史さん・松嵜由衣さん・宮岡太郎さんの3人です。テレビ朝日系で放送されていますが、制作著作は朝日放送テレビ(ABCテレビ)が担っています。
2026年7月5日にスタートした玉森裕太さん主演のサスペンスラブストーリーを支えているのは、この3人の演出家だけではありません。脚本の山岡潤平さん、チーフプロデューサーの辻知奈美さん、制作協力のMMJなど、多くのスタッフが「自分の人生を奪われた男」という不思議な世界を形にしています。
『マイ・フィクション』監督は誰?演出を担当する3人
『マイ・フィクション』で監督にあたる「演出」として名前が発表されているのは、有働佳史さん、松嵜由衣さん、宮岡太郎さんです。
テレビドラマでは、映画のように「監督」という肩書ではなく「演出」と表記されることがあります。そのため「『マイ・フィクション』の監督は誰?」と公式スタッフ情報を探したとき、監督という文字が見つからず戸惑った方もいるかもしれません。
本作では複数の演出家が各話を担当する体制となっています。
放送日程から確認できる担当は次の通りです。
- 有働佳史さん:第1話、第2話、第6話
- 松嵜由衣さん:第3話、第4話、第7話
- 宮岡太郎さん:第5話
- 第8話:元ネタ時点では演出担当の記載なし
第1話「僕を忘れた妻、僕になりすます男」を担当したのは有働佳史さんでした。
物語の入口となる第1話では、介護士・伊川正樹が事故に遭い、1週間後に病院で目を覚ましたところから、日常が少しずつ崩れていきます。
正樹は老人ホーム「はるなぎ園」に戻りますが、職場の人々は彼を覚えていません。さらに、自分の妻・真弓のそばには同僚の多田義孝がいて、その多田こそが「伊川正樹」として周囲から認識されていました。
ただ説明するだけなら「記憶を失った主人公」の物語になりそうですが、『マイ・フィクション』の怖さはそこではありません。
主人公自身は自分を覚えているのに、周囲の世界から主人公だけが消えている。
この奇妙な状況を視聴者に最初に体感させた第1話を有働佳史さんが担当していることは、作品を振り返るうえでも押さえておきたいポイントですね。
一方、第3話「亡き夫と瓜二つの男」と第4話「刑務所にいるはずの人間」、そして8月16日放送の第7話「愛のため、重ねた嘘」は松嵜由衣さんが演出を担当しています。
物語が「正樹は誰なのか?」という個人の謎から、過去の事件や人物同士のつながりへ大きく広がっていくパートです。
そして宮岡太郎さんは、第5話「作られた夫婦、嘘の思い出」を担当しました。
タイトルだけでも分かるように、第5話付近からは、これまで主人公や視聴者が信じてきた「記憶」そのものが揺さぶられていきます。
私はドラマを見ていると、こうした複数演出の作品では担当者が変わるたびに作品がバラバラにならないか気になることがあります。
けれど『マイ・フィクション』の場合は、「誰を信じればいいのか分からない」という一本の感覚が各話を通して続いています。3人の演出家がリレーしながら、ひとつの巨大な謎を少しずつ違う角度から照らしているように感じますね。
『マイ・フィクション』の制作スタッフは?脚本・音楽・プロデューサーを整理
『マイ・フィクション』の物語を作っている中心人物の一人が、脚本を担当する山岡潤平さんです。
日本脚本家連盟スクールも2026年7月6日、講師を務める山岡潤平さんが本作の脚本を担当していることを紹介しています。
『マイ・フィクション』は原作付き作品としてではなく、ドラマのために組み立てられた物語として展開しています。
そのため、伊川正樹がなぜ世界から忘れられたのか、二宮祐介とは誰なのか、「Persona Shiftプログラム」とは何なのかといった謎がどの順番で明かされるのかは、脚本そのものが大きな鍵を握っています。
特に本作では、第1話の段階で「妻が自分を忘れている」という大きな謎を提示しながら、その答えだけを単純に追わせる構造にはなっていません。
物語が進むほど、
正樹は本当に伊川正樹なのか。
真弓は本当に真弓なのか。
過去の記憶は本当に本人のものなのか。
と、疑問そのものが増えていきます。
第6話では、記憶を書き換える「Persona Shiftプログラム」を研究する医薬品メーカー「ニューロヴァイス・コーポレーション」の存在も明らかになりました。
ここまで来ると、第1話で描かれた「妻に忘れられた夫」という出来事が、単なる記憶喪失ミステリーではなかったことが見えてきます。
物語の入り口を分かりやすくしながら、後半になるほど世界そのものの前提をひっくり返していく。この段階的な謎の広げ方は、脚本を見るうえでとても面白いところだと私は感じました。
音楽を担当しているのは池田善哉さんです。
さらに、本編を彩る楽曲として、Kis-My-Ft2の「My Affection」が主題歌に採用されています。
オープニング曲はredrawの「Karma」です。
『マイ・フィクション』は、家庭の穏やかな場面と「自分の人生が誰かに書き換えられているかもしれない」という不安が隣り合わせにあるドラマです。
そのため音楽も、単に事件を盛り上げるためだけではなく、正樹が感じている「知っているはずの場所なのに知らない場所のように見える」という居心地の悪さを支える重要な存在になっているように思います。
そのほかの主な制作スタッフは次の通りです。
- 脚本:山岡潤平
- 演出:有働佳史、松嵜由衣、宮岡太郎
- 音楽:池田善哉
- 警察監修:京都科学捜査研究会
- 介護指導:井口隆太(株式会社ワイグッドケア)
- 医療監修:中澤暁雄
- 看護指導:植野英子
- アクション:大道寺俊典
- チーフプロデューサー:辻知奈美
- プロデューサー:藤田洋平、小森千裕、山本喜彦、森一季
- 制作協力:MMJ
- 制作著作:朝日放送テレビ
ここで個人的に注目したいのが、警察・介護・医療と複数分野に監修や指導スタッフが置かれていることです。
主人公・伊川正樹は老人ホーム「はるなぎ園」の介護士であり、物語には警察関係者や刑務所、DNA検査、医療施設なども登場します。
第7話では二宮賢人の輸血をめぐり、B型Rhマイナスという血液型も物語の重要な要素として扱われました。
サスペンス作品では「謎の面白さ」に意識が向きがちですが、その謎を成立させるには、視聴者が「この世界ならありそう」と感じられる現実側の土台も必要になります。
だからこそ、警察監修だけでなく、主人公の仕事に関わる介護指導や医療・看護のスタッフまで配置されている点は、制作体制を見るうえで意外と大切なポイントではないでしょうか。
『マイ・フィクション』はテレビ朝日ドラマ?制作はABCテレビ
「マイ・フィクション テレビ朝日」と検索している方に、少し分かりにくいのが放送局と制作局の関係です。
結論からいうと、『マイ・フィクション』はABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネットで放送されるドラマで、制作著作は朝日放送テレビ(ABCテレビ)です。
2026年7月5日から、毎週日曜よる10時15分の「日10ドラマ」枠で放送されています。
つまり、テレビ朝日系列で視聴できるため「テレビ朝日のドラマ」という認識も大きくは間違っていませんが、制作の中心を担っているのはABCテレビということですね。
制作協力にはMMJが参加しています。
チーフプロデューサーは辻知奈美さん。
プロデューサーは、ABCテレビの藤田洋平さん、小森千裕さんと、MMJの山本喜彦さん、森一季さんです。
テレビドラマを見ていると、出演者や監督には注目しても「どの局が制作しているのか」まで確認する機会は少ないかもしれません。
ただ、『マイ・フィクション』については、この点を知っておくと検索時の混乱も少なくなります。
テレビ朝日公式関連ページやイベント情報で作品を見かける一方、ドラマ公式サイトでは「ABCテレビ・テレビ朝日系」と表記されています。
2026年7月30日には、テレビ朝日・六本木ヒルズ SUMMER FESの企画として、ドラマ『マイ・フィクション』のファンイベント「今日だけはノンフィクション!」も開催されました。
出演したのは、玉森裕太さん、森川葵さん、宮澤エマさん、ジャンボたかおさん、野村周平さん。
物語の謎だけでなく、撮影の裏側や作品の見どころについて語るイベントとして企画されました。
こうしたテレビ朝日側のイベント展開もあるため、「テレビ朝日のドラマ」という印象が強くなるのも自然ですね。
監督ごとに見る『マイ・フィクション』各話の流れ
『マイ・フィクション』は2026年7月5日から8月23日まで全8話の予定で放送されています。
元ネタ時点で分かっている第1話から第7話までの演出担当を見ると、物語の段階と担当者の組み合わせも興味深く感じます。
有働佳史さんが担当した第1話では、「伊川正樹という人間だけが世界から忘れられている」という作品最大の入口が提示されました。
妻・真弓から「知らない人」として扱われ、同僚だった多田義孝が「伊川正樹」として生活している。
視聴者にも主人公にも何が起きたのか分からない状態から物語が始まります。
第2話も有働佳史さんが担当し、正樹のかつての大学関係者まで彼を覚えていないことが明らかになっていきます。
この時点では、「周囲の人間がおかしいのか」「正樹自身の認識がおかしいのか」という二つの可能性が並んでいました。
ところが松嵜由衣さんが担当した第3話では、二宮由梨の亡き夫・二宮祐介が正樹と瓜二つだったという衝撃的な事実が浮上します。
さらに物語が進むと、DNA検査から正樹が二宮祐介本人であることへつながっていきます。
ここで作品の問いは、「なぜみんなが正樹を忘れたのか」から「そもそも正樹とは誰なのか」に変化します。
第4話では、刑務所にいる、あるいは死亡していると考えられていた人物をめぐる不可解な事実が浮かび、事件の規模がさらに広がっていきました。
そして宮岡太郎さん演出の第5話では、真弓として暮らしてきた女性の過去や、作られた可能性のある夫婦の記憶が大きなテーマになります。
真弓には「石野奈々美」という過去があり、7年前に夫・石野辰哉を殺害して10年の実刑判決を受けた人物であることが調査によって浮上します。
「正樹だけがおかしい」という第1話の構図から、気づけば複数の人物の人生そのものが別の形へ置き換えられている。
このスケールの広がり方こそ、『マイ・フィクション』の大きな面白さだと思います。
第6話では再び有働佳史さんが演出を担当。
ここで、囚人の記憶を書き換える「Persona Shiftプログラム」の存在と、その研究に関わる「ニューロヴァイス・コーポレーション」が物語の中心へ入ってきます。
それまで超常的にも見えていた現象に、人為的な計画という輪郭が与えられていく重要な回です。
そして第7話「愛のため、重ねた嘘」は松嵜由衣さんが担当しました。
正樹たちを取り巻く「嘘」が、単なる悪意ではなく、それぞれの人物が誰かを守ろうとした結果として積み上がっている可能性も見えてきます。
私はこの流れを見ていて、『マイ・フィクション』というタイトルの意味が後半になるほど変わって見えるのが面白いと感じました。
最初は「偽物の人生を生きさせられた主人公」の物語に思えます。
けれど物語が進むと、誰かに作られた記憶であっても、その中で過ごした時間や愛情まで全部が偽物と言えるのか、という問いが生まれてくるんですよね。
テレビ朝日系『マイ・フィクション』最終話はいつ?放送時間に注意
『マイ・フィクション』は全8話の予定で、最終話となる第8話は2026年8月23日(日)放送予定です。
通常は日曜よる10時15分からの放送ですが、最終話は『有働Times』が20時56分から22時30分まで拡大放送されるため、15分繰り下げの22時30分〜23時24分と案内されています。
通常回と開始時間が異なるため、リアルタイムで見る予定の方は注意したいところですね。
公式サイトでも8月23日の最終話について「よる10時30分放送」と告知されています。
またTVerでは、第7話「愛のため、重ねた嘘」が8月16日放送分として配信され、第8話についても8月23日22時30分から23時24分のリアルタイム配信予定が掲載されています。
本編だけでなく、TVer限定スピンオフも制作されています。
#1「伊川家のはじまり」では、ドラマ本編より2年前、正樹と真弓が結婚3周年を迎え、文鳥のピョートルを飼い始めるエピソードが描かれました。
#2「津村かもしれない」では津村大輔を中心とした物語が展開しています。
スピンオフの脚本は伊澤理絵さんと山岡潤平さん、演出は松嵜由衣さんと宮岡太郎さんが担当しています。
つまり、本編だけでなく配信限定作品にも本編の制作陣が参加しているわけですね。
本編では「本当に存在した思い出なのか」と疑いたくなる伊川家の過去を、スピンオフでは日常としてあえて見せる。
私はこの作り方がとても面白いと感じます。
真相を知る前なら幸せな夫婦の思い出として見られた場面が、後から振り返ると「この記憶は誰のものだったのだろう」と別の意味を持ってくるからです。
サスペンスの本編だけでは拾いきれない感情を、スピンオフが補っているのですね。
『マイ・フィクション』制作陣から考える作品の魅力と最終回の見どころ
ここからは、これまでの情報をもとにした私なりの考察です。
『マイ・フィクション』で特に面白いのは、ただ「犯人は誰?」を追うだけの作品になっていないところだと思います。
第1話では、正樹の人生を奪った人物を見つければすべて解決するように見えました。
しかし、第3話以降で二宮祐介という存在が浮上し、さらに正樹自身が二宮祐介本人だと分かることで、視聴者が最初に立てていた前提まで崩されていきます。
そのうえ、真弓にも石野奈々美という別の過去がある。
さらに、囚人の記憶を書き換える「Persona Shiftプログラム」が登場する。
こうして考えると、本作が描いているのは記憶の謎だけではなく、「人は記憶によって誰になるのか」というテーマではないでしょうか。
記憶が書き換えられれば、それまで愛していた人への気持ちも変わるのか。
偽物として与えられた人生の中で生まれた愛情は、本当に偽物なのか。
正しい記憶を取り戻した瞬間、それまでの日々を捨てることができるのか。
この問いが、サスペンスとラブストーリーを一本につないでいるように感じます。
演出が有働佳史さん、松嵜由衣さん、宮岡太郎さんの3人体制になっていることも、こうした多面的な物語と相性が良いのではないでしょうか。
正樹の視点だけではなく、由梨、真弓、津村、香坂、多田ら、それぞれが違う秘密を抱えています。
誰か一人だけを「真実を知る人物」として固定せず、登場人物ごとに見えている世界が少しずつ違う。
そのズレを積み重ねることで、「何が現実なの?」という感覚を視聴者にも味わわせているように思います。
そして、脚本を山岡潤平さんが担い、複数の演出家が各話を担当することで、ストーリー全体の謎は一本につなぎながら、各話ごとに異なる人物や感情へ焦点を当てられる制作体制になっています。
警察監修、介護指導、医療監修、看護指導、アクション担当まで置かれていることからも、荒唐無稽な設定だけで押し切るのではなく、現実に近い職業や生活の中へ「記憶改ざん」という非日常を差し込もうとしていることがうかがえます。
私自身、この作品でいちばん心に残るのは、正樹が「自分が誰なのか」を知ること以上に、「誰と過ごした時間を自分の人生として選ぶのか」という問題です。
戸籍やDNAで本人を特定することはできても、人と人との関係まですべて数字で決めることはできません。
だから最終話で気になるのは、Persona Shiftプログラムの真相だけではありません。
正樹、由梨、真弓、賢人たちが、すべてを知ったあとにどんな人生を選ぶのか。
ここが『マイ・フィクション』をサスペンスだけでは終わらせない、一番大切な着地点になるのではないかと考えています。
まとめ|『マイ・フィクション』監督は有働佳史・松嵜由衣・宮岡太郎
『マイ・フィクション』で監督にあたる演出を担当しているのは、有働佳史さん、松嵜由衣さん、宮岡太郎さんの3人です。
脚本は山岡潤平さん、音楽は池田善哉さん、チーフプロデューサーは辻知奈美さん。プロデューサーにはABCテレビの藤田洋平さん、小森千裕さん、MMJの山本喜彦さん、森一季さんが名を連ねています。
放送はテレビ朝日系列ですが、制作著作は朝日放送テレビ(ABCテレビ)、制作協力はMMJです。「テレビ朝日のドラマなの?ABCテレビなの?」と迷っていた方は、この違いを押さえておくと分かりやすいですね。
2026年7月5日に始まった物語は、8月23日に全8話の最終話を迎える予定です。最終話のみ通常より15分遅い22時30分スタートとなります。
「妻に忘れられた男」というシンプルで強烈な始まりから、二宮祐介の正体、石野奈々美の過去、Persona Shiftプログラムへと謎を広げてきた『マイ・フィクション』。
3人の演出家と山岡潤平さんの脚本、そして現実味を支える各分野のスタッフが重なり合うことで、単なる「記憶を取り戻す物語」ではなく、記憶が変わっても愛した時間まで偽物になるのかを問いかける作品になっているように私は感じています。
残された謎がどう回収されるのかはもちろん、真実を知った人物たちが「自分の人生」をどう選び直すのか。制作スタッフを知ったうえで最終話を見届けると、物語の細かな作りにも、もう一歩深く触れられそうですね。
よくある質問
『マイ・フィクション』の監督は誰ですか?
映画でいう監督にあたる「演出」を、有働佳史さん、松嵜由衣さん、宮岡太郎さんが担当しています。各話を分担して演出する複数演出家制です。
『マイ・フィクション』はテレビ朝日制作ですか?
テレビ朝日系列で全国放送されていますが、制作著作は朝日放送テレビ(ABCテレビ)です。制作協力としてMMJが参加しています。
『マイ・フィクション』最終話はいつ放送されますか?
第8話となる最終話は2026年8月23日(日)22時30分〜23時24分の放送予定です。通常の22時15分開始ではなく、15分繰り下げとなる予定です。



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